健診で腎機能低下を指摘された方へ

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健康診断で腎臓の数値が気になった方へ

健康診断で腎臓の数値が気になった方へ

健康診断で腎臓に関する数値の異常を指摘されたものの、自覚症状がないためにそのまま放置してしまっている方は少なくありません。腎臓の異常は初期にはまったく症状が出ないことがほとんどです。だからこそ、健康診断の数値で異常をとらえた段階が、将来の腎臓病を防ぐための大切なタイミングです。

宮崎市にある福永内科神経科医院では、腎臓専門医が健診の結果を踏まえて、今後の管理が必要かどうかを的確に判断いたします。健康診断の結果をお持ちの上、お気軽にご来院ください。

クレアチニン(Cr)が高いと指摘された

クレアチニン(Cr)は筋肉の代謝で生じる老廃物で、腎臓から尿として排泄されます。腎臓の働きが低下するとクレアチニンが体内に溜まり、血液中の値が上昇します。健康診断で「クレアチニンが高い」と指摘された場合、腎臓が老廃物を十分に処理できていない可能性があります。

ただ、クレアチニンの値は年齢や性別、筋肉量によって個人差があります。基準値をわずかに超えている程度でも注意が必要な方もおられれば、過度な心配が要らない方もおられます。重要なのは、その数値が「ご自身にとって」どのような意味を持つのかを、腎臓専門医に正しく評価してもらうことです。基準値の範囲内であっても、前年の結果と比べて急に上昇している場合には、注意が必要なこともあります。

eGFR(推算糸球体濾過量)が低いと指摘された

eGFRは腎臓の濾過能力を推算した数値で、クレアチニンの値と年齢、性別から算出されます。健康診断の結果表にも記載されていることが多く、数値が小さいほど腎臓の働きが落ちていることを示しています。

一般的にeGFRが60未満の状態が3ヶ月以上続くと、慢性腎臓病(CKD)に該当する可能性があります。eGFRが60を下回った段階ではまだ自覚症状が出ないことがほとんどですが、この時点から専門医のもとで経過を確認することが、将来の重症化を防ぐ上で大きな意味を持ちます。

腎臓の数値が年々悪くなっている

健康診断を毎年受けている方の中には、クレアチニンやeGFRの数値が少しずつ悪化していることに気づいている方もおられるかもしれません。一度の検査では「経過観察」とされる程度の変化でも、年単位で見ると腎機能の低下が着実に進んでいるケースがあります。

数値の推移を正しく読み取って、今の段階で介入すべきかどうかを判断することが、腎臓専門医の重要な役割です。腎機能の低下速度を見極めた上で、生活習慣の改善やお薬の導入など、適切なタイミングで対策を講じることが大切です。過去の健康診断の結果をお持ちの方は、ぜひご持参ください。数値の変化を比較することで、より正確な評価を行うことができます。

再検査を勧められたが、どこに行けばいいかわからない

健康診断で「要再検査」「要精密検査」と書かれていても、どの医療機関を受診すれば良いのか迷ってしまう方は多くおられます。腎臓に関する異常であれば、腎臓内科の専門医がいるクリニックを受診されることをおすすめします。

当院では、健康診断の結果をもとに追加の検査(血液検査、尿検査、エコー検査など)を行い、その方にとって最適な対応方針を判断いたします。腎生検などの精密検査が必要と判断した場合には、適切な医療機関へのご紹介も行っています。

糖尿病や高血圧があり、腎臓への影響が心配

糖尿病や高血圧は、腎臓病の大きな原因となる疾患です。特に糖尿病性腎症は透析が必要になる原因の中で最も多くを占めており、血糖値が高い状態が長く続くと腎臓の機能が徐々に低下していきます。高血圧も同様に、腎臓の血管に負担をかけて腎硬化症を引き起こすことがあります。

当院では腎臓専門医が糖尿病や高血圧の治療も担当していますので、腎臓への影響を見据えながら治療方針を組み立てることができます。現在治療中の方も、腎臓の状態が気になる方も、お気軽にご相談ください。

腎機能低下を放置するとどうなるか

腎機能低下を放置するとどうなるか

腎機能の低下は、一度進行すると元に戻すことが非常に困難です。初期の段階では自覚症状がないため見過ごされがちですが、進行するとむくみや倦怠感、食欲低下、貧血などの症状が現れます。さらに悪化すると透析療法が必要になる場合もあります。

また、腎機能が低下している方は、心筋梗塞や脳卒中といった心血管疾患のリスクも高くなることがわかっています。腎臓を守ることは、全身の健康を守ることにもつながります。

早い段階で腎臓専門医の評価を受けて適切な管理を始めることが、重症化を防ぐための最も効果的な手段です。「ちょっと数値が気になる」という段階こそ、受診のタイミングです。

当院での診療の流れ

STEP 01

健診結果の確認

まずは健康診断の結果をお持ちいただき、クレアチニンやeGFRの値を確認いたします。過去の結果があれば、数値の推移を比較して評価することもできます。

STEP 02

精密検査の実施

必要に応じて、血液検査(腎機能の詳細な評価、電解質、貧血の有無など)や尿検査(尿蛋白、尿潜血、尿中アルブミンの有無)を行います。エコー検査で腎臓の大きさや形を確認する場合もあります。健康診断の検査項目だけでは把握できない情報を、より詳細に調べていきます。

STEP 03

今後の方針のご説明

検査の結果をもとに、今後の対応方針を患者様にわかりやすくご説明いたします。定期的な通院で経過を見ていくべきか、半年に一度の確認で十分か、次回の健康診断でのフォローで問題ないか。腎臓専門医の視点から、お一人おひとりの状態に合った判断をいたします。腎生検などのさらに詳しい検査が必要と判断した場合には、連携する医療機関へご紹介いたします。

健診結果が気になったら、まずはご相談を

「異常を指摘されたけれど、どこに行けばいいのかわからない」「症状がないから大丈夫だと思っていた」。そうした方にこそ、当院を受診していただきたいと考えています。腎臓専門医が検査結果を評価して、今後の管理が必要かどうかをお伝えいたします。腎臓の数値に少しでも不安がある方は、健康診断の結果をお持ちの上、お気軽にご来院ください。予約は不要です。

福永 慎 Shin Fukunaga

執筆者

福永内科神経科医院

理事長福永 慎Shin Fukunaga

略歴

  • 平成16年宮崎県立宮崎南高等学校 卒業
  • 平成22年聖マリアンナ医科大学 卒業
  • 平成24年聖マリアンナ医科大学病院 初期臨床研修修了
    宮崎大学医学部附属病院 第一内科入局
  • 平成25年4月~平成28年3月 JCHO宮崎江南病院医員
  • 平成28年4月~平成29年9月 県立延岡病院副医長
  • 平成29年10月~令和5年3月 愛仁会井上病院透析内科医長
  • 令和5年4月福永内科神経科医院 副院長
  • 令和7年福永内科神経科医院 理事長就任

専門医資格・所属学会

  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本腎臓学会腎臓専門医
  • 日本透析医学会透析専門医・指導医
  • 日本透析アクセス医学会VA血管内治療認定医
  • 日本糖尿病学会所属

電話0985-85-6006

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