執筆者
福永内科神経科医院
理事長福永 慎Shin Fukunaga
略歴
- 平成16年宮崎県立宮崎南高等学校 卒業
- 平成22年聖マリアンナ医科大学 卒業
- 平成24年聖マリアンナ医科大学病院 初期臨床研修修了
宮崎大学医学部附属病院 第一内科入局 - 平成25年4月~平成28年3月 JCHO宮崎江南病院医員
- 平成28年4月~平成29年9月 県立延岡病院副医長
- 平成29年10月~令和5年3月 愛仁会井上病院透析内科医長
- 令和5年4月福永内科神経科医院 副院長
- 令和7年福永内科神経科医院 理事長就任
宮崎市の福永内科神経科医院では、腎臓専門医・透析専門医の資格を持つ理事長が、腎臓に関わる疾患を専門的に診療しています。腎臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、病気が進行してもなかなか自覚症状が現れません。そのため、健康診断の数値で初めて異常に気づくというケースが大半を占めます。
「クレアチニンの値が高い」「eGFRの数値が低下している」と指摘されたものの、どこで診てもらえばいいのかわからずに放置してしまっている方も多いのではないでしょうか?腎臓の異常は、専門医が適切に評価することで、今後の方針が明確になります。当院では、そうした方がすぐに専門医の診察を受けられる体制を整えています。
腎臓内科を専門的に診ることのできる開業医は、宮崎県内でも限られています。当院では、腎臓専門医・透析専門医の資格を持つ理事長が診察を行っています。大学病院や総合病院を受診しなくても、地域のクリニックで腎臓の専門的な診療を受けていただける環境です。
腎臓の病気は、進行を完全に止めることが難しいケースが多い一方で、適切な管理を続けることで悪化のスピードを緩やかにできる可能性があります。当院では、お薬の種類や投与のタイミングを慎重に見極めながら、腎機能をできる限り長く保つことを目標にした治療を行っています。腎臓の保護に効果が期待されるSGLT2阻害薬なども、患者様の状態に応じて積極的に取り入れています。同じお薬であっても、使うタイミングや組み合わせによって効果が異なるため、専門的な判断が求められる領域です。
尿蛋白の程度や腎機能の推移を見て、腎生検(腎臓の組織を採取して調べる検査)が必要かどうかを判断することは、腎臓専門医に求められる重要な役割の一つです。腎生検が必要な場合には、連携する医療機関へ速やかにご紹介いたします。早い段階で正確な診断をつけることが、その後の治療方針を大きく左右します。
理事長は透析医療の現場で長年にわたり経験を積んでおり、現在も他院でシャント手術に携わっています。透析が必要になった場合の流れや、導入に向けた準備の進め方を熟知しているからこそ、保存期の段階から先を見据えた管理を行うことができます。管理の仕方次第で、透析の導入時期を遅らせることも十分にあり得ます。その期間が患者様の生活にとってどれほど大きな意味を持つか、透析の現場を知る立場だからこそ強く実感しています。透析の導入が避けられない状況であっても、適切な時期を見極めて連携先の医療機関におつなぎいたします。
腎臓の病気は、糖尿病や高血圧、脂質異常症といった生活習慣病と密接な関わりがあります。特に糖尿病性腎症は、透析が必要になる原因の中で最も大きな割合を占めています。当院では腎臓内科と糖尿病内科の診療を同じ医師が担当していますので、腎臓の状態を踏まえた上で、血糖や血圧の管理方針を一体的に判断できます。複数の疾患を抱えている方にとって、一つの窓口ですべてを相談できることは大きな安心につながります。
腎臓の病気は原因が様々で、適切な診断と管理のためには専門的な知識が求められます。当院では、血液検査や尿検査の結果を総合的に評価して、患者様お一人おひとりの病態に応じた治療方針を組み立てています。検査の数値だけではなく、年齢や生活背景、合併症の有無なども考慮した上で、長期的な視点から管理計画をご提案いたします。
慢性腎臓病は、腎臓の働きが徐々に低下していく状態の総称です。成人の約5人に1人が該当すると言われており、初期には自覚症状がほとんどありません。早期に発見して管理を始めることが、将来の透析導入リスクを下げる上で非常に重要です。
糖尿病によって腎臓の血管が障害を受けて、腎機能が徐々に低下していく疾患です。透析が必要になる原因の中で最も大きな割合を占めています。初期には尿中に微量のアルブミンが漏れ出す程度で自覚症状はありませんが、進行すると腎機能の低下が加速します。当院では糖尿病と腎臓の管理を同じ医師が担当しており、早い段階での発見と介入に力を入れています。
高血圧が長く続くことで腎臓の血管が硬くなり、腎機能が低下していく疾患です。高齢化に伴い患者数が増加しており、透析導入の原因としても上位に挙げられています。血圧の管理が治療の中心となるため、降圧薬の選択や生活習慣の改善を含めた長期的な管理が重要です。
腎臓のフィルター機能を担う糸球体に炎症が起こり、尿蛋白や血尿が現れる疾患群です。代表的なものにIgA腎症があり、健康診断の尿検査で発見されることが多いのが特徴です。若い世代にも発症する疾患で、早期に診断をつけることで治療の選択肢が広がります。
糸球体から大量の蛋白が尿中に漏れ出して、血液中の蛋白が減少する状態です。顔や足のむくみが強く現れることが多く、体重の急な増加をきっかけに受診される方もおられます。原因疾患の特定のために腎生検が必要になることがあり、その判断を含めて専門的な管理が求められます。
多発性嚢胞腎は、腎臓に多数の嚢胞(液体がたまった袋状のもの)ができ、徐々に腎機能が低下していく疾患です。遺伝が関係することが多く、高血圧や血尿、腹部の張りなどをきっかけに発見される場合があります。進行すると腎不全につながることもあるため、腎機能や血圧、嚢胞の状態などを定期的に確認しながら、長期的に管理していくことが大切です。
腎機能が低下すると、赤血球を作るためのホルモン(エリスロポエチン)の産生が減少して、貧血が起こることがあります。だるさや息切れ、疲れやすさといった症状が現れます。慢性腎臓病の中等度以降の方に起こりやすく、適切な治療で症状の改善が期待できます。
腎臓は体内のカリウムやナトリウムなどのバランスを調整する役割を担っています。腎機能が低下するとこのバランスが崩れて、高カリウム血症などの電解質異常が起こることがあります。高カリウム血症は不整脈の原因になることもあるため、定期的な血液検査で数値を確認しながら管理を行います。
健康診断で腎臓に関する数値の異常を指摘されたまま、受診先がわからずにそのままにしてしまっている方は少なくありません。腎臓の異常は放置すると静かに進行していく恐れがあります。指摘を受けた段階で腎臓専門医の評価を受けることが、適切な対応への第一歩です。
健康診断でクレアチニンの上昇やeGFRの低下を指摘されたものの、どこに相談すればいいのか迷っている方は少なくありません。指摘された数値の意味を正しく評価して、経過観察で良いのか、治療を始めるべきなのかを腎臓専門医の立場から判断いたします。
健康診断で尿蛋白や尿潜血の異常を指摘された場合、その背景に腎炎や糖尿病性腎症といった疾患が隠れていることがあります。異常値の原因を特定して、必要に応じた精密検査や治療につなげることが大切です。
腎臓の病気は自覚症状が出にくく、「自分は大丈夫」と感じてしまう方が多い疾患です。健康診断で少しでも異常を指摘された場合には、早めに専門医に相談されることが、将来の健康を守るための大切な一歩になります。当院では、患者様の腎機能の状態に応じて、無理のない治療計画をご提案いたします。腎臓に関することであれば、どんな些細なことでも構いません。まずはお気軽にご来院ください。
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